食事制限や運動がなくても一定の効果が得られると話題の冷凍痩身。名前は聞いたことがあっても、その仕組みや効果はわからないことが多いのでは?
そこで、今回はサロンのオーナー様や従業員様、サロンの開業を検討している方に向けて、脂肪冷却マシンによる冷凍痩身の仕組みや効果についてお届けします。
INDEX
まずはおさらい! 太る原因とは?
脂肪冷却マシンによるダイエットの仕組みについてお話しする前に、太る原理を確認しておきましょう。
人間が太る原因は脂肪細胞にあります。脂肪細胞には、褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞の2種類が存在しているのですが、肥満に直結するのは白色脂肪細胞です。褐色脂肪細胞は血液中の遊離脂肪酸という成分から熱を作ってエネルギーを発散します。一方で白色脂肪細胞は、血液中の糖質や脂質を取り込んで巨大化します。痩せている人の白色脂肪細胞と太っている人の白色脂肪細胞の大きさは2倍近くの差がつくこともあるのです。さらに白色脂肪細胞の量は食生活によっては増えてしまうことも。
つまり、私たち人間が太ってしまうのは白色脂肪細胞が存在しているからです。白色脂肪細胞の量が減れば、その部位の無駄なお肉も減ることになります。
脂肪冷却は白色脂肪細胞だけを冷却して凍らせる
つづいて、脂肪冷却マシンで痩せる仕組みについてわかりやすく解説します。脂肪冷却マシンによって脂肪が減る仕組みはここでしっかり確認してくださいね。
脂肪冷却は水と脂肪細胞の氷点の違いを活用したダイエット方法
脂肪冷却とは、白色脂肪細胞を冷やして痩せるダイエット方法です。具体的には白色脂肪細胞が凍結する温度と、水が凍る温度の差を利用して白色脂肪細胞だけを凍結させます。水が凍るのは0度ですが、白色脂肪細胞が凍結するのは4度です。したがって、冷凍痩身では白色脂肪細胞のみが4度に達するようにマシンで脂肪を冷却します。
凍結された白色脂肪細胞は老廃物として排出される
一度凍った白色脂肪細胞は死滅して、常温に戻っても復活することはありません。白色脂肪細胞が死滅すると、死亡した細胞を食べるマクロファージという細胞が出現します。そして、白色脂肪細胞はマクロファージにより消化されて消滅します。
脂肪冷却では褐色脂肪細胞は死滅しない
ここで気になるのが褐色脂肪細胞の存在。「エネルギーを放出するはずの褐色脂肪細胞まで凍ってしまうのでは?」と心配になりますよね。ですがご安心ください。褐色脂肪細胞や、首や脇の下、鎖骨付近など限られた部位のみに分布しています。一般的に脂肪が気になるお腹や太もも、お尻といった部位には褐色脂肪細胞は存在しません。したがって、脂肪冷却マシンでそういった部位を冷やさない限りは褐色脂肪細胞が死滅することはありません。
エステサロンと医療機関の脂肪冷却の違いとは
脂肪冷却の施術はエステサロン、医療機関のいずれでも受けられます。 またその原理も両者に違いはありません。しかし、以下の点において、エステサロンと医療機関の脂肪冷却に差があります。
・使用するマシンが医療機器として承認を受けているかどうか
・医師や看護師などの国家資格保持者の監督のもと行われているかどうか
脂肪冷却マシンによるダイエットについては、エステサロンと医療機関の施術の境目はグラデーションです。脱毛機のように明確な境目が設けられていませんので、エステサロンでも医療機関と同様のスペックのマシンで施術を受けられることもあるのです。
医療機関の一部は、厚生労働省の医療機器の承認を得ているマシンを使っていますが、未承認のマシンを使っている医療機関も少なくありません。この点においても、医療機関の脂肪冷却マシンとエステサロンのマシンには違いが少ないといえます。
脂肪冷却マシンに効果はある?
では脂肪冷却マシンに効果があるかどうかを確認していきましょう。結論からいえば、施術を継続すれば効果は期待できます。
脂肪冷却マシンは効果がない? 効果がないと言われる理由
脂肪冷却は施術後すぐに、効果が確認できるものではありません。脂肪細胞がアポトーシスし、マクロファージされて体外に排出されるまでには早くても1ヶ月ほどかかります。人によっては2ヶ月から、3ヶ月ほどかかることも。したがって、「冷凍痩身は効果がでない」と言われやすい傾向にあります。
脂肪冷却マシンの効果は医学論文でも確認されている
脂肪冷却による痩身については、いくつもの臨床試験によって脂肪細胞の組織の変化が確認されています[1] 。また脂肪細胞の変化だけでなく、皮下脂肪の厚さについても、臨床試験において優位な差が確認されており、ダイエット効果が期待できます[2]。
[1] https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33373395/
[2] https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30285505/
脂肪冷却で痩せるメリット・デメリット
日本には数々の美容医療やエステによる痩身の施術が存在しています。その中で脂肪冷却を選択するメリットとデメリットを確認してみましょう。ユーザーは脂肪冷却にどのようなメリットを見出しているのでしょうか。
脂肪冷却のメリット
冷凍痩身ダイエットのメリットは以下の通りです。痩せたいニーズを持つ方にとって、脂肪冷却は理想的なダイエット方法のひとつといえます。
・運動や食事制限がなくても一定の効果が期待できる
・脂肪細胞の絶対数が減るから、リバウンドしにくい
・部分痩せができる
脂肪冷却のデメリット
脂肪冷却のデメリットは、こちらです。苦しい食事制限や運動をしなくても痩せられる点については、大きなメリットなのですが若干のデメリットも存在します。
・施術に多少の痛みが伴うことがある
・指でつまめる程度の脂肪の分厚さが必要
・月に一度程度の施術頻度になる
この中でも施術者側が気になるのは施術中の痛みかと存じます。お客様が「痛い痛い」とおっしゃると、施術者様も申し訳ない気持ちになってしまいますよね。
どれほどの痛みが生じるのかが気になる方は、ぜひ無料体験をご検討ください。
冷凍痩身マシンをエステサロンに導入するメリットとデメリット
冷凍痩身マシンはユーザーにとってはメリットの大きい機器です。ではサロン様にとってはどのようなメリットがあり、デメリットが生じるのでしょうか。具体的に確認していきましょう。
冷凍痩身マシンをエステに導入する4つのメリット
冷凍痩身マシンをエステに導入するメリットはこちらです。
新人さんやアルバイトなど、スキルが発展途上の方でも施術できる
冷凍痩身マシンの施術は、カップを施術部位に装着して固定するだけ。お客様の様子や変化をしっかりチェックする必要はありますが、高度な手技は必要ありません。したがって冷凍痩身メニューを追加しても人件費は最低限ですみます。
施術者が手を離せる
冷凍痩身マシンは装着した後は、施術者の手が離れます。したがって、複数のお客様に同時に施術することもできますし、別のメニューを展開することもできます。
「脱毛や手技の痩身は疲れやすくなった」という先生が体力的な負荷を軽減するために導入することもあるんですよ。
集客が期待できる
冷凍痩身はエステだけでなく医療機関でも取り扱っており、美容業界全体のトレンドです。しかし、エステサロンでの導入件数はそれほど多くありません。
2023年5月現在で、東京都内で脂肪冷却を扱っている施設の内訳は以下の通りです。
施設種別 | 施設数 |
医療機関 | 95軒 |
エステサロン | 452軒 |
ちなみに脱毛の場合、脱毛ができるクリニックは283軒、エステサロンは2万1318軒。脱毛の医療機関:エステサロンの比率は約1:5ですが、脂肪冷却は1:90。圧倒的に脂肪冷却を取り扱っているサロン数が足りていません。
ジェイアール東海エージェンシーの調査によると、ダイエットの必要性を感じているビジネスパーソンは全体の74.2%[3]。ダイエットの市場規模は2兆円を超えていると言われており、潜在顧客数は脱毛を凌駕しているともいえます。
[3]https://www.jrta.co.jp/research/person_vol11.pdf
他のメニューとの組み合わせでさらなる単価アップが狙える
脂肪冷却のメニューは単体でも効果を発揮しますが、以下のメニューと組み合わせることで相乗効果が期待できます。
・マグフォース(電磁波痩身マシン)
・手技による痩身メニュー
※別日に施術
脂肪冷却の単価自体が他のメニューと比較すると高いため、サロン全体の売上に大きく貢献できます。それだけでなく上記のメニューとの組み合わせることで、単価の倍増も期待できます。
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