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お客さまに「医療脱毛のほうがいい」と言われたら? 脱毛サロンカウンセリング術

脱毛はもはやマナーといえる時代です。脱毛サロンやエステサロンだけでなくクリニックも脱毛を提供しています。一般の方はどうしても「お医者さんが提供する医療脱毛のほうが効果があるのでは?」というイメージを抱きがち。

サロンの先生は「クリニックと比べられると勝ち目がない気がする」と弱気になってしまうこともありますよね。

そこで今回はお客さまから「医療脱毛のほうがいいな」と言われたときのトーク術についてお届けします。

そもそも医療脱毛とサロン脱毛の違いとは?

みなさまご存知だとは思いますが、まずは医療脱毛とサロン脱毛の違いについて把握しておきましょう。

照射する光の種類永久脱毛かどうか脱毛の効果痛み
医療脱毛レーザー永久脱毛と明言できる最終的には自己処理が不要になる痛みを強く感じる人が多い
サロン脱毛IPL永久脱毛とはいえない減毛や抑毛と表現するケースが多い最終的には自己処理が不要になるケースが多いSHR方式ならほぼ痛みがない

医療脱毛とサロン脱毛の違いは照射する光です。医療脱毛はムダ毛の脱毛に効果的な波長のレーザーという光を照射します。ピンポイントにムダ毛にアプローチできる波長の光のため、比較的早い段階から効果を実感できます。一方でサロン脱毛はムダ毛の脱毛だけでなく美肌効果が期待できる幅広い波長の光を照射します。医療脱毛よりも脱毛の効果が実感できるまでの施術回数は多くなりますが、脱毛しながら美肌も目指せます。

ローランド氏が美容クリニックをオープン! 医療脱毛機もあるけれど彼が選ぶのはLUMIX-A9X

では脱毛サロンやクリニックの経営者は医療脱毛とサロン脱毛についてどのように考えているのでしょうか。

複数の脱毛サロンと美容クリニックを経営するローランド氏が自身のYoutubeチャンネルでこのように語っているんですよ。

「俺、まゆげ1本も生えてないです」

Youtube内でローランド氏が脱毛について語っている部分を抜粋してみました。

・ローランド氏は美容医療を提供する「リアルビューティークリニック」を歌舞伎町にオープン

・脱毛のその先の美容についてもカバーできるようにしたい

・リアルビューティークリニックでは医療用脱毛機「ジェントルマックスプロ」を導入

・LUMIX-A9Xでの脱毛が気に入っているローランド氏がジェントルマックスプロを導入した理由は「痛くても早く効果を実感したい」というお客さんもカバーしたいから

・個人的にはジェントルマックスプロは痛すぎてゴムボールを握って痛みを我慢した

・患者さまには「痛みを覚悟して」と伝えてある

ローランド氏はジェントルマックスプロでは脱毛の効果が早く感じられるとしながらも、自分自身はサロン脱毛を選ぶとのことでした。その理由は医療脱毛の痛み。ジェントルマックスプロは熱破壊式と呼ばれる脱毛方式のレーザー脱毛機で、痛みを感じやすいものです。

脱毛は一度では終わらず、医療脱毛であっても最低10回程度の施術は必要といわれています。何度も通うからこそ不快感や痛みは最小限であって欲しいと、考えるのは自然なことです。

お客さまに「医療脱毛のほうがよい」といわれたときのカウンセリング術

では脱毛サロン、エステサロンの先生がお客さまから医療脱毛のほうがよいといわれたときはどのようにカウンセリングを進めればよいのでしょうか。具体例をまじえながら確認していきます。

ステップ1:お客さまを否定せずに共感する

「医療脱毛がよい」と言っているお客さまのことを否定するのはNG。

「医療脱毛は痛いんですよ」

「医療脱毛は結局高額になることが多いんですよ」

こんなネガティブな情報をお客様にぶつけてはいけません。お客さまは自分なりに一生懸命調べて医療脱毛のほうがよいのではという結論にたどり着きました。最初からお客さまの意見を否定することは、そのリサーチや比較検討の努力を否定することになります。お客さまはいい気分にはなりません。

だからこそ「医療脱毛と迷っていて」と言われたら「今は医療脱毛も安くなりましたよね」、「医療脱毛も昔よりも予約が取りやすくなったみたいですよね」と、医療脱毛についてポジティブな意見を示した上で、お客さまの気持ちに寄り添いましょう。

ステップ2:お客さまがどうして医療脱毛がよいと感じたのかを丁寧にヒアリングする

お客さまがどうして医療脱毛がよいと思ったのかを、しっかり聞いてあげましょう。

「医療脱毛のどんなところに魅力を感じましたか?」

「医療脱毛のどういったところがよいと思いましたか?」

このときの質問はオープンクエスチョンがおすすめ。イエスノーで答えられない質問をなげかけてみてください。

おそらくお客さまの答えは以下のいずれかに当てはまるかと思います。

・医療脱毛のほうが効果が出る

・医療脱毛のほうが安い

・医療脱毛のほうが早く脱毛を卒業できる

・医療脱毛のほうが短期間で脱毛が完了する

・医療脱毛は看護師が施術するし、医師が常駐しているから安心できる

・医療脱毛のほうが料金体系がわかりやすい

たしかにお客さまのおっしゃることは一理あります。たとえば、医療脱毛用の脱毛機で導入されているのはムダ毛を作る組織にピンポイントでアプローチできるレーザーという光です。レーザーはサロン脱毛の光よりも、早い段階で効果が実感できるのは確かです。

また、数年前まで医療脱毛は高額でしたが、最近は医療脱毛の価格競争が進み、低価格のプランが提供されるようになりました。それにしたがって、脱毛サロンと医療脱毛の価格の逆転現象が発生しています。

このように、お客さまの「医療脱毛のほうがよいのでは」という考えには、たしかに根拠があります。

ステップ3:お客さまが脱毛サロンのカウンセリングにきた理由をヒアリングする

目の前のお客さまは医療脱毛のほうがよいと考えています。ですが、わざわざ脱毛サロンに足を運んでくれているんです。そこには何らかの理由があるはずです。たとえばこんな理由です。

・医療脱毛の痛みが心配

・予約がとりにくい医療脱毛よりもサクサク通える脱毛サロンのほうがいい

・毛周期に関係なく月に一度通いたい

・脱毛だけでなく美肌効果も実感したい

・脱毛と同時に他のフェイシャルや痩身メニューを体験したい

お客さま自身は、明確に意識していないかもしれませんが、なんらかの理由があるから脱毛サロンに足を運んでいます。

ステップ4:お客さまの気持ちに寄り添いながら脱毛サロンのメリットをお伝えする

ステップ3で、お客さまが医療脱毛をよいと思いながらも脱毛サロンに来た理由をヒアリングしたら、その理由にフォーカスして脱毛サロンのメリットをお伝えしましょう。

・サロン脱毛は医療脱毛よりも痛みを感じにくいですよ

・サロン脱毛の中でもSHR方式はとくに痛みや熱さを感じにくく、施術中に眠ってしまうこともあるんですよ

・SHR方式のサロン脱毛なら毛周期に関係なく1ヶ月に一度通えますよ

・サロン脱毛の光は美肌効果があるから、たるんだ毛穴やくすみなども改善するケースがありますよ

・医療脱毛は産毛が苦手ですがサロン脱毛なら産毛に一定の効果を感じられますよ

お客さま脱毛サロンに来た理由に合わせて、サロン脱毛のよさをお伝えしてみてください。そのときに大切なのはお客さまを褒めること。

「よくご存知ですね! そうなんですよ。SHR方式のサロン脱毛ならほぼ痛みを感じないんですよ」という風にお客さまの美容意識の高さや博識さに敬意を払う一言を付け加えてみてくださいね。

医療脱毛をおそれる必要はなし! オーナーさま、先生がサロン脱毛のよさを理解して

インターネットやSNSでは医療脱毛のほうが優れている、医療脱毛を選ぶべきといった投稿や書き込みが目につきます。実際に医療脱毛を選ぶ方も増えています。しかし、サロンのオーナーさまや先生はサロン脱毛でもしっかりと効果を実感できている多数のお客さまを見ているはずです。脱毛を進めることでお肌がワントーンアップしたり、カミソリまけが徐々に改善していってキレイになっていったりといった変化もご存知でしょう。

そういったサロン脱毛のメリットを先生がしっかり理解して、お客さまにお話をしてみてください。

医療脱毛からサロン脱毛への逆流現象についても、こちらの記事

医療脱毛から脱毛サロンへの逆流現象発生中! その理由は?

でご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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