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サロン集客へ影響を及ぼす!?「商圏調査・分析」の重要性について

脱毛・エステサロンを開業する場合、出店エリアの特徴や競合などを的確に把握するために、事前の商圏調査とその分析は必須です。サロンの成功に欠かせない大切な作業となりますが、決して難しく考える必要はありません。これからしっかりと「商圏調査・分析」についてご説明いたしますので、開業計画や今後の経営の戦略を立てる際に、ぜひ参考にしてくださいね。

成功サロンにするために、
なぜ「商圏調査・分析」が必要なの?

「商圏」とは、あなたのサロンに来店するお客さまがいる地理的な範囲のことです。

『家の近くにあるから行ってみよう』。きっとあなたにも、そんな理由で美容系のサロンや飲食店を選んだ経験があるはず。極めて単純な理由ではありますが、実は、人がお店を選ぶ際に重要視するポイントのひとつが「場所」なのです。脱毛・エステサロンを利用するお客さまも、“家から近かったから”、“職場から近かったから”という理由で来店されるケースはとても多いです。

つまり、サービス内容や評判、価格に差がない場合、遠くのサロンより近所のサロンを選ぶお客さまが多いということ。だからこそ、サロンの開業を考える際には、その「商圏」(出店エリア)について事前に調査・分析することが大切なのです。そこにあなたが求めるターゲット層が住んでいるか、もしくは働いているか、という点をしっかり確認した上で、開業計画を立てましょう。

どうすればいい?「商圏調査・分析」のやり方とは!?

一般的に言われている「商圏」の範囲(お客さまが来店可能の範囲)は、以下の通り。

≪商圏の範囲≫

  • 徒歩圏内:500m
  • 自転車圏内:1km
  • 自動車圏内:3km
  • 郊外、地方では範囲が広がる場合があります

無料の商圏分析サイトがありますので、それを活用することで簡単に国勢調査(人口統計や家計調査等)などの数値データを確認できます。地方自治体のホームページでも世帯統計情報を確認できますので、調べてみてください。また、小売年間販売数や競合サロンの店舗数などを確認することも重要。そうしたデータをもとに、出店エリアの特徴を読み取ってみましょう。

どんな街?どんな人がいる?
~商圏チェックポイント①~

商圏を分析する際に必ずチェックしなければならないポイントは、大きく分けて3つあります。まずひとつ目は、「どんな街なのか?どんな人が住んでいる・働いているのか?」ということ。人口が少ない街であれば、集客に影響してしまいますし、たとえ人口が多い街だとしても、そのエリアにあなたのサロンコンセプトに合った人、ターゲットとなる人がいなければ意味がありません。年代別の男女構成比や平均所得の情報を確認し、ターゲット層がいるかどうかをしっかり見極めてください。

また、街には、そこに住み、集う人達や歴史によって、それぞれ異なる時間の流れ方、雰囲気があるものです。その街の特性をしっかりと把握し、営業時間やメニューなどに反映させることを忘れないでくださいね。

もし駅前にサロンを出店しようとしている場合は、乗降客数の確認が必須。ホームページで駅ごとの乗降客数を公開している鉄道会社もありますので、必ず確認しましょう。

世帯構成は?職種は?
~商圏チェックポイント②~

ふたつ目のポイントは、「住んでいる人はどんな世帯なのか?働いている人はどんな職種なのか?」ということ。主婦をターゲットとするなら、ファミリー世帯が多いエリアを、独身者をターゲットとするなら、単身世帯が多いエリアを選ぶ必要があります。職種によって労働時間や収入に違いがありますし、美容に対する意識や好みの傾向にも違いがあるはず。ターゲット層がどれくらいいるのかを確認できるだけでなく、営業時間、メニューの内容、メニューの価格設定などを決める際にも参考にすることができるでしょう。

競合サロンの数は?どんな経営状況なの?
~商圏チェックポイント③~

みっつ目のポイントは、「店舗数や経営状況など、競合サロンの情報について」です。似たようなコンセプトのサロンはないか、ターゲット層が重複しているサロンはどれくらいあるか、など。競合サロンの状況は、今後あなたのサロンの集客に影響する可能性が高いですし、メニューや価格、内装、外装、販促方法などを決める際にも必要になります。お客さま側の視点と経営者側の視点、両方の視点で競合サロンの状況をしっかり確認し、差別化を図りましょう。

導線の確認を忘れないで!

「導線」とは、お客さま(ターゲットとなる人)が通る経路のことです。あなたのサロンがお客さまにとって通いやすい場所にあるかどうか、それを判断するために確認しなければなりません。チェックすべきポイントはふたつ。ひとつは、出店しようとしている場所(物件など)の周辺に、ターゲットが居る場所や集まる場所(住宅街、会社、施設等)があるかどうか。開業するなら駅近が一番良いのではないか…と考える方は多いのですが、駅近が必ずしも好条件とは限りません。たとえ駅前で開業したとしても、その周辺にターゲットがいなければ集客できませんからね。逆に、駅から離れていても、ターゲットがたくさん住んでいる住宅街、ターゲットが集まる会社や施設が近くにある場所であれば集客が望めますので、出店場所としては好条件となるでしょう。

ふたつ目のチェックポイントは、サロン前の人通り、交通量について。どれくらいの人数、お客さま(ターゲットとなる人)がサロン前を通るのか。そして、お客さまが通る導線上にサロンがあるかどうかを確認してください。路地裏など、人通りが少ない場所も集客に苦労してしまいますので、人通りや交通量などは重要。地図などを使って「導線」を確認することもできますが、より正確に、肌で実感するためにも、実際に現地の状況を目で見たり、歩いてみたりして確認することをおすすめします。

おわりに

「商圏」を調べ、分析し、お客さまの動線を作ること。成功しているサロンほど、この作業に力を入れています。“出店場所”は、集客や売上に大きな影響を及ぼす大事な要素。思うように集客できず、開業後に後悔しないためにも、事前に確認すべきポイントはしっかり確認しておきましょう。

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