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業務用脱毛機のパワーを徹底比較! ワットとボルトの関係もわかりやすく解説

2023年3月20日

業務用脱毛機のパワー

業務用脱毛機を比較するときに避けては通れないのが脱毛機のパワーです。業務用脱毛機のスペック表には必ず「ワット」や「ボルト」などの項目があり、数字が並んでいます。

「なんとなく数字が大きければ大きいほうがよさそう?」
「よくわからないから考えないようにしよう」

多くのサロンオーナーさまや、開業を検討中の方が業務用脱毛機に関する電気関係の情報や用語に戸惑っているのではないでしょうか?

そこで本記事では営業課長 木原が、業務用脱毛機のワットやボルトについて解説します。業務用脱毛機を比較する中で、電気関係の項目でつまずいてしまった方、もっと詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。

 業務用脱毛機の仕様書に登場する「電圧」と「消費電力」とは?

ではさっそく、業務用脱毛機の仕様書に登場する電圧と消費電力について確認していきましょう。

こちらは当社が販売しているLUMIX-A9Xという業務用脱毛機の仕様書です。仕様書の上部に「電圧」と「消費電力」という項目があるかと思います。電圧の単位はボルトで消費電力の単位はワットです。

電圧=ボルト(V)電流=アンペア(A)消費電力=ワット(ワット)
概要電気を押し出す力の単位家庭用コンセントは100Vが一般的。高い電圧が必要な広い部屋向けのエアコン用に200Vのコンセントが設置されていることもある流れている電気の量を表す。一般的には100Vに流せる電流は15アンペアまで。ワットは消費される電気の量を表す。ボルト×アンペア=ワット
高速道路にたとえると?ボルトは高速道路の制限速度。ボルトが大きければ、高速で走行できるアンペアは高速道路を走る車の台数ワットは車で運べた荷物の量

ここまでで、ワットとボルトの関係はなんとなくおわかりいただけたかと思います。

業務用脱毛機の仕様書を見てみると、電圧には「200V」、消費電力には「3000W」と書いてありますね。これは電気を押し出す力が200Vで流れる電気の量は15A、消費する電力が3000Wという意味です。

一般的には100Vあたりで流せる電流の上限は15Aまでです。つまり100Vの業務用脱毛機の消費電力は1500Wになります。

業務用脱毛機では200Vかつ3000Wが最善といわれる理由

ここからは業務用脱毛機のボルト問題に切り込んでいきたいと思います。業務用脱毛機を選ぶときに「200Vがよい!」という意見を聞いたことはありませんか?

国内の業務用脱毛機を比較すると、多くの製品の電圧は100Vかつ消費電力は1500Wです。しかし業務用脱毛機の中で、現在主流になっているSHR方式の場合は200V 3000Wが適しているといわれています。その理由は以下の2点です。

理由1.SHR方式は機械への負担が大きい

SHR方式は、IPL方式よりも機械が消耗します。SHR方式では、IPL方式の4倍もの光を照射します。IPL方式は1つの毛穴に対して1回だけ照射しませんが、SHR方式は4回照射するのです。つまり同じ「全身脱毛1回」であってもSHR方式は業務用脱毛機を4倍稼働させる必要があります。SHR方式は脱毛機への負担が比較的大きいのです。

自動車でたとえるとわかりやすいでしょう。「アクセルベタ踏みかつ高回転で走らせる排気量650CCの軽自動車と、エンジンの回転数に余裕がある排気量2000ccのセダン」ではどちらの負荷が低いかは一目瞭然ですよね。機械への負担を最小限に抑えるために「200V 3000W」が必要なのです。

理由2.100V 1500Wでは出力が安定しない

「100V 1500W」のSHR方式の業務用脱毛機は電力が一定ではありません。一般的には連続使用時間が長くなればなるほど電力が落ちてしまい、脱毛効果も低下してしまいます。

お客さまのお肌へのダメージが少ない分、機械への負担が大きいSHR方式では、機械の負担を最小限にして、長く安定して使うために「200V 3000W」が欠かせないのです。

業務用脱毛機のワットとボルトの関係がチグハグ? 「100Vで3000W」って大丈夫?

ここまでは理論上のお話をしてきましたが、実社会には存在しないはずの仕様書を目にすることがあります。もう一度、業務用脱毛機のワットとボルトの関係を確認しておきましょう。

電圧(ボルト)業務用脱毛機における理論上の消費電力(ワット)
100ボルト1500ワット
200ボルト3000ワット

このように、100Vに流せる電流の上限は15Aですので、1500Wが最大消費電力になるはずです。ところが、「100V 3000W」や「100V 4000W」と記載されている業務用脱毛機のカタログを目にすることがあります。これは海外製の業務用脱毛機を輸入するときに起きがちなミスです。

海外では日本とは異なり100Vで3000Aを流せるコンセントも存在します。原則としてそれらの業務用脱毛機を輸入する際は、内部を調整して日本用に電流(アンペア)を調整しているはずです。ところが輸入代理店やブローカーによっては調整せずに輸入してしまうことがあります。また、内部を調整しているにも関わらず仕様表を変更していないこともあります。

したがって「100V(ボルト)1500W(ワット)」「200V(ボルト)3000W(ワット)」以外の組み合わせが書いてある、業務用脱毛機の仕様書を見つけた場合は注意が必要です。その業務用脱毛機は海外製かつ、きめ細かなメンテナンスが期待できない代理店等による輸入製品の可能性があります。

こういったミスマッチなワットとボルトの組み合わせを見かけたら「この業務用脱毛機は正規ルートで輸入されていないかもしれない」「正規ルートだったとしても代理店やブローカーが業務用脱毛機に詳しくないかもしれない」と警戒しておきましょう。

SHR方式の業務用脱毛機は「200V 3000W」を基準に選ぼう

ここまでお話したように、SHR方式の業務用脱毛機を安定して長く使い続けるためには「200V 3000W」であることが欠かせません。とはいえ日本では「100V 1500W」「200V 3000W」が上限ですので、「200V 4000W」や「100V 3000W」といった法則を無視した業務用脱毛機には要注意です。本記事をここまで読んだ方は、仕様書のワットとボルトをしっかりとご理解いただけかと思います。

業務用脱毛機とワット、ボルトの関係を理解して安全かつ確実に施術ができる業務用脱毛機を選びましょう。エストラボのLUMIX-A9Xは200V &3000Wの脱毛機です。安定して高い出力を維持できる脱毛機ですので、連射式のSHR方式の脱毛機をご検討の方はぜひチェックしてみてください。

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