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【サロン】採用・雇用の落とし穴! ベテランが欲しい!でも即独立されても困る! どうすれば?

エステサロンや脱毛サロンなどの美容系のサロンはつねに人手不足。人気サロンでは「スタッフが足りないからお客様をお断りする」なんてことも珍しくありません。

「できれば今すぐ即戦力のベテランにきて欲しい」と思いますよね。ですがベテランさんを採用すると独立のリスクがあります。いったいどうすればよいのでしょうか。今回はサロンの採用に関するジレンマとその解決方法についてお届けします。

サロンにおける人材採用のジレンマとは?

美容系のサロンの先生にとって、スタッフの独立は頭の痛い問題です。腕のよいスタッフを雇用すると常に独立のリスクが付きまといます。未経験者を雇用すればしばらくは独立の心配はないものの、一定期間の研修が必要で売上が作れません。

そしてベテラン、中堅、未経験者の雇用には一定のコストがかかります。1人あたりの採用コストは数万円から100万円ほどかかることもあり、経営を圧迫する原因の一つです。

なぜスタッフは独立したがる? 美容系サロンの従業員が独立を検討する3つの理由

ではなぜ、エステサロンや脱毛サロンのスタッフは独立を考えるのでしょうか。具体的な理由を確認しておきましょう。

もっと稼ぎたい! 自分が稼ぐ金額と給与のギャップに我慢できない

1ヶ月に200万円以上の売上を作れるエステティシャンもいます。とくにカウンセリングができる上に施術スキルが高いエステティシャンは「これだけ私がカウンセリングで契約をとって施術もしているのに、給料が少なすぎる」と不満を抱えがちです。

自分が理想とする施術を提供できていない

エステティシャンを長く続けていると、自分が理想とする施術スタイルが明確になってきます。

「ハンドを中心としてお客さまにご満足いただけるようになりたい」

「最新トレンドの美容機器を使って確実に効果が出る施術を提供したい」

「もっと質が高い基礎化粧品を売りたい」

こういったスタイルを夢見ているのに、実際の施術がかけ離れていたらモチベーションが下がってしまい、「自分が理想とするエステサロンを開きたい」と考えるようになるのです。

シフトがバラバラでプライベートの時間を確保しにくい

エステサロンや脱毛サロンは、平日は午後8時から午後9時、土日も終日営業といったスケジュールで営業しているケースが多いです。するとスタッフは平日は交代勤務、土日も交代で休むといった働き方になります。

こういった働き方は、独身のうちはよいのですが結婚等でライフスタイルが変化すると働きづらさを感じることに。パートナーや子どもと休みが合わない、帰宅時間が遅くて家族の時間が少ないといった問題は家族をお持ちの方にとっては致命的。

「プライベートを大切にしながら働きたい」と独立を考えてしまうのです。

サロンの人材採用のジレンマ「独立されてしまう問題」を解決する4つの方法

サロンの採用や雇用のジレンマを解決するにはどうすればよいのでしょうか。一時しのぎではなく、長期的に課題を解決するための3つの方法をお届けします。

売上を作ってくれるベテランにはきちんと収入で報いる

ベテランスタッフの独立を防ぐためにやるべきことは、待遇の見直しです。きちんと売上に見合ったお給料を支払っているでしょうか? お店の柱として満足できる待遇を用意しているでしょうか。

大手脱毛サロンでは、一定の売上を作ることができるスタッフは50万円から100万円程度の高額な報酬を用意していることもあります。この程度の給与を支払うことができれば、ベテランさんも独立をためらうはずです。

正社員から業務委託契約にして完全歩合化する

当該スタッフが「もっと稼ぎたい」「自分で稼いだ分は収入に反映させたい」と考えて独立を考えている場合には、出来高に応じて報酬を支払う業務委託契約も検討しましょう。出来高払いの業務委託契約では「売上金額の60%を支払う」といった契約形態も可能です。この場合、スタッフ側には家賃や光熱費、マシンのリース代、広告費を支払うことなく高収入を狙えるというメリットがあります。また歩合制であれば、勤務時間は自由。プライベートと仕事のバランスがとりやすくなります。

オーナーさまにとっての業務委託契約のメリットは以下の通りです。

・スタッフの社会保険料を支払う必要がない

・スタッフの雇用保険、労災保険を支払う必要がない

・売上が低い月は報酬も減るため、資金繰りがよくなる

・雇用しないことで社会保険・税務関係の事務処理が楽になる

オーナーさまにとって業務委託契約はメリットが多いですが、利益が下がる可能性もあります。たとえば当該スタッフが作る売上が月間200万円で月収が30万円だった場合、サロン側が負担する法定福利費(おもに社会保険料等)を合計すると35万円程度となります。サロン側のざっくりとした利益は165万円です。

一方で売上の50%を支払う歩合制で、200万円の売上だった場合、サロン側のざっくりとした利益は100万円です。給与を支払っているときよりも利益は低くなってしまいます。

利益面を比較すると、正社員のほうがよいといえます。しかしベテランさんに独立されて、その部分の売上がゼロになるよりも、確実に売上を作ることができる業務委託契約のほうが経営は安定するといえるでしょう。

ベテランスタッフの働きやすさややりがいを重視する

スタッフが働きやすい環境を整えてあげることも大切。ウォーターサーバーやコーヒーサーバーを設置して働いている時間の居心地の良さを作ってあげるとよいですよ。休憩室の椅子はパイプ椅子ではなくソファにする、テンションがあがるユニフォームを一緒に選ぶといった方法も有効です。

またスタッフが希望する施術を取り入れてあげるのも◎。スタッフ側は、自分のやりたいことを実現してもらえたことで、やりがいをもって働けます。もちろんそのアイデアがヒットする可能性も十分にありますよね。

未経験者を雇用してマシン施術を担当してもらう

フェイシャルや痩身、ネイルやマツエクなどのエステサロンはエステティシャンの手技が評価されます。一方でそういった個人の手技に左右されることなく一定の効果が出せる美容機器も少なくありません。たとえば、脱毛や脂肪冷却痩身、電磁パルス痩身などです。サロンの人手不足問題を解決するために、こういった非属人的なマシンを導入してみてもよいでしょう。未経験者でも使えるマシンであれば、万が一スタッフがやめてしまってもパートやアルバイト人材でも対応できます。

それでもいつかはスタッフは独立します! 独立されても問題がない体制を作っておこう

ここまでサロンのスタッフを独立させないための方法をお届けしました。

しかし、どんなにオーナー様が心を砕いてもスタッフはいつか独立したり、転職したりするものです。

スタッフは数年でいなくなることを覚悟して、スタッフが減っても一定の売上を確保できる体制を整えておくことが大切です。

先生が手を離せるタイプのマシンを導入したり、未経験者でもすぐに操作できるマシンを導入したりといった方法が現実的。

スタッフの採用問題や人手不足でお困りの方は、エストラボまでお問い合わせください。

エストラボでは、先生が手を離せる脂肪冷却マシンや未経験者でも短時間の研修で施術が可能な電磁波痩身マシン等を取り扱っています。

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