脱毛サロンの開業時に決めることの中で、とっても大切なのが「立地」です。脱毛サロンやエステサロンの成功の鍵の半分は立地が握っているといってもよいほど。
そこで本記事では、全国に170店舗超の脱毛サロンを開業してきた当社のノウハウをもとに、「脱毛サロン経営にとっての立地の重要性」や「最適な立地」について解説します。脱毛サロンの開業に際して立地で悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
INDEX
あなたの脱毛サロンにとって最適な立地の選定方法
脱毛サロンの立地を選定する方法を解説します。「どこで開業しよう」と悩んでいて、まったく決まっていない方でもこの項目を読んでいただければ、ご自身のサロンにぴったりのエリアを選べます。
まずはサロンのターゲットを決める
最初に決めるべきなのは、脱毛サロンのターゲット顧客です。想定するお客様の性別や年齢層、職業の有無等を細かく決めてみましょう。
・20代から50代の働く女性
・働いている
・平日の仕事帰りのサロン通いを想定している
たとえば上記のお客様をターゲットにした脱毛サロンであれば、以下のような立地が想定できます。
オフィス街で駅徒歩5分以内の立地
こうやって絞ってみると、「そもそもこの条件の物件は用意した開業資金では借りることができない」といった課題がわかることもあります。
この他の想定ターゲットと立地の組み合わせは以下の通りです。
ターゲット | ターゲットに合った立地 |
首都圏の社会人 | オフィス街やターミナル駅の駅徒歩5分以内 |
地方都市のオフィスワーカーや学生 | 主要駅徒歩5分以内or大型ショッピングモール |
都心の学生 | 大学or学生が多く住む町の駅近5分以内 |
ママやキッズ | 郊外の住宅密集地 |
どの開業予定エリアをの候補を複数ピックアップしてみる
「脱毛サロンのターゲットとターゲットが集まりやすい立地」が決まったら、具体的なエリアを選定します。ここでは4パターンを想定して解説します。
都心の社会人をターゲットにする場合
都心の社会人をターゲットをする場合は、人やオフィスが集まる駅ベースで選ぶとよいですよ。都心のオフィスワーカーが多いのは東京駅や大手町近郊や、新橋、霞ヶ関等のエリアです。また複数の路線が乗り入れるターミナル駅の近隣にもオフィスビルが立ち並んでいます。
首都圏近郊の乗り入れ本数が多いターミナル駅はこちらです。
【社会人をターゲットにするなら狙いたいターミナル駅一覧】
・新宿駅
・池袋駅
・渋谷駅
・東京駅
・上野駅
・新橋駅
・飯田橋駅
・品川駅
・四ツ谷駅
・市ヶ谷駅
・北千住駅
・日暮里駅
・神田駅
・秋葉原駅
・代々木駅
・大手町駅
・御茶ノ水駅
・赤羽駅
新宿や渋谷、東京駅などの駅近5分の物件は賃料が非常に高いため、個人経営の脱毛サロンには少し厳しいかもしれません。ですが、市ヶ谷や日暮里、赤羽であれば比較的賃料が低く、個人の方も借りやすいでしょう。
都心の学生をターゲットにする場合
首都圏の学生さんをターゲットにするときは、大学が集まるエリアや学生さんが多く住むエリアの駅近物件を狙いましょう。首都圏で学生さんが多く住む駅はこちらです。
【首都圏で学生が集まりやすい駅】
・水道橋駅
・高田馬場駅
・御茶ノ水駅
・市ヶ谷駅
・池袋駅
・武蔵境駅
・茗荷谷駅
・神保町駅
学生さんは駅徒歩15分以内のエリアに集まりやすいですが、サロン自体は5分圏内がおすすめ。大学の帰りや講義が休みの時に立ち寄りやすいほうが、遅刻や無断キャンセルのリスクが低下します。
地方都市の社会人や学生をターゲットにする場合
地方都市で脱毛サロンを開業する場合は、駅近立地と共にショッピングモール等の人が集まる場所へのテナントも検討します。地方都市の場合は、潜在顧客数が首都圏ほど多くないため、社会人や学生の区別をしないほうが良いでしょう。
ママやキッズをターゲットにする場合
専業主婦の方やワーキングママ、子どもをターゲットにするサロンは、住宅密集エリアの駅近や駐輪場、駐車場を確保しやすい立地がおすすめです。公共交通機関での移動がメインの地域であれば駅近物件が◎。車移動が多い地方都市は駐車場を確保しやすい立地がよいでしょう。
人流と競合を調査する
複数のエリアをピックアップしたら、人流と競合の調査を開始します。主要な駅であれば、JRや私鉄などが年間の利用者数や混雑時間帯を公開していますので、チェックしてみましょう。
JR東日本では毎年駅別の乗車人員等を公表しています。
https://www.jreast.co.jp/passenger/
競合調査は大手の美容系ポータルサイトを活用してみてください。駅やエリアで脱毛サロンを検索できるので、競合の件数がすぐにわかります。
人流が多く競合が少ない立地を決める!
人流と競合のリサーチが完了したら、開業する立地を決定します。インターネット上の調査だけでなく、実際にそのエリアに足を運んでみましょう。データ上では、「人が多く、競合が少ない」というエリアでも、実際に行ってみたら治安が悪いといったケースも想定できます。昼間だけでなく夜間も、現地の様子を確認してみましょう。
候補地の周辺にターゲット層が好みそうな飲食店や商業施設があるかどうかもチェックしてくださいね。
すでに立地が決まっている場合は逆算してターゲットを決めよう!
ご自宅やすでに所有している物件でサロンを開業する場合は、立地を選ぶことはできません。しかし、その立地で最大限の集客ができるようなターゲットを選定することはできます。
開業予定地の立地によって、サロンのコンセプトを決定していきましょう。
たとえば、「駅から遠く、人通りも少ない住宅地」でサロンを開業するのであれば、「シニア層」や「ファミリー層」をターゲットにした「隠れ家サロン」を目指すとよいでしょう。人が少ないエリアは、競合も少ないため広告等で集客をすれば一人勝ち状態になることもあるんですよ。
脱毛サロンを開業する立地が決まったら物件や脱毛機選びへ!
上記のステップで、あなたのサロンを開業するエリアが決まったら物件や脱毛機を選んでいきましょう。
エストラボのコラムでは、業務用脱毛機の選び方をこちらの記事で【2023年最新】業務用脱毛機を比較するときにチェックすべき12の法則解説しています!
立地が決まったらぜひチェックしてみてくださいね。
またサロンの内装は実例付きで紹介していますので、あわせてご参照ください。
サロン様の素敵な内装を大公開! 内装のこだわりポイントを解説【サロン開業】
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